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春じゃないかと思った2月。 真冬に戻ったかのような3月。 3月に最高積雪になるのはおそらく前例無し。 とは言っても1.8mにしか過ぎないんですけど。 3月の除雪ドーザー出動12回。 排雪作業もあって、いつの間にか過ぎていた3月(ブログサボった言い訳)。 そんなとある日曜日、神奈川県の厚木市に出店してきました。 (それと実家の雑務。) 3月半ばなのに大雪が降ってしまい、関越高速でふたつの事故渋滞。 魚沼から綾瀬市の実家、6時間半もかかってしまった。
味噌は12個午前中で完売。 米も60㎏完売、というか足りなくて後日送ることに。 この手のお米の出店て、たいして売れないのが常。 特に新潟ではほとんど売れなくて、その手間と時間が惜しい。 コロナ前にも厚木で何度か出店していて結構売れていたのですが、 場所が変わって小規模になったので、少なめに持って行ってしまったんですよね。 事前予約もなかったし。 けれども主催の中心人物が同じで、お客さんの意識も高い。 これからも毎月売ってもらえるそうでありがたい限りです。 しかも自分が行かなくても。 主催者は人望ありきうちのお米のお客さん。 口コミはやはり、強い! 娘家族や友人も訪ねて来てくれて楽しい1日となりました。 3/26 最初の農作業はこれから。 苗床の雪どかし。 バックホウを借りてきて。 いつもは6~8時間かかるのに3時間!雪が少なくて柔らかい。 今年も敷いてあるハウスの骨パイプを引っかけてしまった。しかも3本(涙)。 真ん中右に三角にひしゃげた物が見えます。 パイプを全部移動しておけばいいのだけれど、以前はそうしていたのだけれど、 時間と労働の省力化(←めんどうなだけ)。 とにかく運びにくい代物なのです、このパイプ。 2週間後はこんな感じ。 もう少しで組立ができそう。 育苗用の土も届いたので、いよいよ育苗の準備です。 3月末にもう一度、神奈川に行きました。 母一人暮らしの実家の手すり付けとシニアカーのバッテリー交換。その他。 下地がよく分からなくて手間がかかりました。 雪国じゃないせいか、下地の骨木も少ないのかな? 材料費が高騰していて2万円もかかったから、大工さんに頼んだら相当な金額だっただったろうな。 大きなスーパーに母の買い物に付き合って衝撃。 え?10kg 3,452円? 5㎏でなく? それは農家には経費にしかならないはず。労働考えれば間違いなく赤字。 ということは、古米や他の安い米が入っているとしか思えない。 同じコシヒカリでもうちのと味は違うはず。 安い米と言ったって作る経費はあるわけで、 それは品種とか関係ないわけで…。 あんまりな価格に哀しみを覚えました。 他の品種はもっと安い。 これでは米作り続けられないです。 ちなみにうちの米、10㎏で送料込みで7000円として(地域やポイントの使い方にもよるので)、 ご飯1合で約100円です。 高いですか?
実は魚沼の他の米農家から 「安くし過ぎて魚沼産コシヒカリの価値を下げている」 とか 「これから農業を志す人たちがやっていけるような値段を付けなきゃいけない」 などと言われております。 消費税8%以前から同じ価格です。 でも経費はかさみピンチであることが確定申告で明らかになりました。 (そこら辺はお米のおまけ「文茶助4月号」で書いています。)
10kg 3,000円以下のお米もたくさんありますよね。 それが生産者から見ると安過ぎであることを多くの人に知ってもらいたいです。 市場にこの価格で出回るのであれば、欧米のように国がきちんと農家を補助をすべきです。 イギリスは9割補助で、ほぼ公務員。 それくらい食料を大切にしています。 10年くらい前でしょうか、昔営業で綾瀬市を回った時も同様なショックを受けました。 その時、1件だけ真っ当な値段で仕入れをして売ってくれているお米屋さんに出逢いました。 矢部酒米店さん。それ以来ずっとうちのお米と味噌を売ってくれています。 素敵なご夫妻です。 話が逸れました。 少なくともこの1年は同じ価格で頑張ります。 御愛好のほどよろしくお願いいたします。 米作り、スタートします。
2024-04-04 19:08:13
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工房 茶助(市井晴也)