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おそらく4月いっぱいは雪景色。
降ってないけど今日も雪予報。
でも春。
空気が春。

でも空気は映らないから、真冬のものとの区別はつきません(笑)。
ここ一ヶ月、雪関係の仕事の合い間に格闘していた中山間地集落協定の書類作り。
30ページを超える。

そして、これをしながら悲しくも強烈に感じたのは脳の劣化。
とにかく間違える間違える。総会のお知らせを全員配り直したり、役所の担当者とも十回をゆうに超えるやり取り。
同時に私生活での忘れ物や高速道路曲がり損ね etc.。
とにかく毎日何かやらかす。
病院に行った方がいいのか?と考えてしまうくらい。
何より困るのが
お米の発送忘れ!
もう、申し訳ないやら情けないやら。
しかも何故、かつてそういうことがあったお客様に繰り返してしまうのか。
送料サービスした上に割引して平謝りでございます。
56歳、脳の劣化が止まらず。
一日一膳ならぬ一日一難。
他人のミスには特に怒る気持ちは起きないのに、自分へは本当に腹立たしい。
身体も脳も劣化が目に見えてきて、最近思うのです。
いつかは色んなことが出来なくなる。
その時に、何かをできることを自分の価値にしていたら生きるのが辛くなっちゃうかもなぁ、と。
もう、いつ死んでも後悔はない。
でもそれはあれもやってこれもやったという実績ではなくて、
きっと、やろうと思ったことを思い切りやって来れたからなんだろうなと改めて思い返しています。
それならできなくなってくる自分を卑下することもない。
人のミスに腹が立たないように、自分のミスにもイラつかないようにしなくちゃなぁ、と自分に言い聞かせている昨今です。
…などと書いてみても、考えてみても、現実は簡単にはいきません。
いろんなことによく気が付いて、いろんな仕事を同時に効率よく進められる自分と、
気付くのが遅かったり気付けなかったり、忘れたりミスばかりして、人に迷惑もかけて、要領の悪い自分。
どちらが良いかと言われれば明らかに前者で、自分や他人が困る事態が生じます。
「受け入れる」以外の道はないのですが、嘆いてしまう。
もちろんお米の発送忘れや、玄米白米の種別や量のミス、振込用紙忘れは
嘆かなければならないのも事実。
せめて嘆きを改善策に転嫁しなくちゃ、と思っています。
例えば、発送チェック表。

以前にも作っていたけど、風景化していくと効果がなくなるので作り直し。
例えば、注文LINEに連れにも加わってもらう。
→連れも忘れるようになってきた。
例えば、忘れる可能性の高い相手からの注文へは宛名の伝票番号を伝えるところまでする。
ここまでできれば、相手もこちらが忘れていないか確認できる。
注文者全員にはできないことですけど。
あとは意識の向け方。
「自分はすぐに忘れるんだ」と常に気を付けていくしかない。
50歳代以降の身体の劣化にも慣れていったように、馴染んで対応していきたいものです。
あまり自分に怒らず。
そんなわけで、いつもより到着が遅いと感じましたら遠慮なく突っついて下さいますよう、お願い致します。
秋に田んぼの土壌診断を依頼していたものの結果が来ました。

こんな感じのパラメーターがあり、
「石灰は低い状態です。石灰資材の施用をおすすめします」などのコメントがあります。
あちこち5カ所全部、リン酸分が多く石灰分が少ないことは同じ。
石灰分が足りないと具体的にどうなるのかは書いていません。
調べてみると、野菜だと酸性が強いと根の生長を妨げたり、石灰のカルシウム分が不足しておこる症状があるようです。
が、稲作に関しては記述が見つけられません。
以前「石灰分が足りないと秋落ちする(秋の穂の実りが不十分になる)」という話を聞いたことがあるのですが、
実感としては正直分かりません。
うちのお米、粒、大きいと思うし、味的にも問題は感じられない。
土壌診断をするにあたって一番気なっていたのは、一カ所モチモチ感の強い田んぼ。
粘りが強くて美味しいので、土壌的に何が違うんだろうか?と。
結果は…、パラメーターの形はおよそ同じでしたが、少しだけ石灰分のへこみが小さかったです。
あまり関係がないかもしれません。
お米のモチモチ感の差はどこから来るのか?
「デンプンのアミロース含量が少ないお米は粘りがある」
「登熟期のの気温が高いとアミロースは少なくなる」
等の記述は見つけられますが、どういう土壌で、どういう肥料で影響を与えられるかは見つけられません。
農家の間でその話題を出しても、残念ながら「土の違い」というより他の答えは出てきません。
食味計もそうなんですけど、機械で分かることは限界があります。
抽出できない要素が多過ぎるのでしょう。
マグネシウム分も含んだ苦土石灰という肥料を撒こうかとも考えている。
今年は猪対策の為に肥料を変えるので、変化の要素を増やしたくないので、いずれ。
昨日、連れと映画を観てきた。

中村哲さんのドキュメンタリー。
1人が発端となって本当に数十万人の命を救ってしまうとは。
底知れない優しさと強さ。
農業に携わる人に観てほしい。
土木工事に携わる人に観てほしい。
医療に携わる人に観てほしい。
家族の居る人に観てほしい。
孤独な人にも観てほしい。
2023-03-18 12:05:37
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冬は除雪ドーザーに乗っています。

この間の大雪、1日で1.5mくらい降りました。
どデカい除雪ドーザーが前に進めなくなりました。
ちょっとずつ道の外へ出しながら長時間かけて処理。
燃料が足りなくなって2回も格納庫に戻るなんて初めて。
魚沼市守門地域の2m弱の積雪がニュースになっていたようですが、
こちら、その守門の山の中、2.2mまで積もりました。
重い雪で倒木が続出。

折れるのはほぼ杉。
道路に倒れたのは何本も処理しましたが、写真のように線にかかってしまっているものは専門業者に任せます。
それも、何カ所もあって、大変そうでした。
こんな風に垂れ下がるとドーザーやロータリーは通れなくて、かなりの遠回りをして向こう側に行きます。
それでもここは4mを超えるのも珍しくない豪雪地帯。
交通網は麻痺せず生活できています。
大寒波が過ぎると2回目の除雪車格納庫の雪下ろし。

あ、これはドカ雪の前の1回目だった。
この間やった2回目は多いので2段掘り。上半分位を全部下ろしてから下半分。
屋根の上から集落の中心街。 晴れると綺麗。

光の具合でこんな輝きも!

瑠璃雪と言います。
嘘です勝手に命名。
他に傾いたスノーポールを直したり(写真無し)、
タイヤチェーンの交換したり。

タイヤの溝にハマり込んでなかなか外せない。
力持ちの優秀な後輩に任す。
仕事後、これは我が家の2階から。

こうした付帯作業を終えて、なんと丸々2日の休み!
昨日は連れと長岡へ映画を観に行ってきました。
「Dr.コトー診療所」と「すずめの戸締り」。
ネタばれしちゃうといけないのでノーコメント。
ただ1点、「すずめの~」音が大き過ぎ!
耳が少し悪い自分でもうるさくて頭痛くなった。
前観たあともアンケートにそう書いたけど案の定改良されず。
勿体ないなぁ。
今日は事務処理や、屋根から落ちた雪の処理。
でも、ゆっくり目で。
明日からまた大雪予報です。
お米のご注文たくさんいただいています。
ありがとうございます。
美味しいですね、豪雪地帯のお米。
2022-12-23 19:40:52
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背中の痛み、治りました。
1日肉体労働をしないとこんなにも回復するものかと驚きました。
早めに整体に行って良かった。助かった。
高倉健のイメージで巻いたサラシはすぐに落ちてバカボンのパパになったけれど(世代が…)。
連日の晴れに稲刈り三昧でした。朝と晩はモミ摺りして玄米に。
発送もあるので、早朝に精米。

田舎の朝はビューポイントばかり。
3年前にコンバインを新調し、3条刈りの全面刈りになったので、こんな刈り方ができます。

突っ切って行って刈り易い位置につける。
2条刈りの時は稲を踏んでいってしまうので不可でした。
入口から刈りやすい田んぼばかりではありません。
以前はそんな入口や角を広く手刈りしなければいけませんでした。
手間がかなり省けます。ま、高いんですけど、3条刈りコンバイン(急にしょっぱい展開)。
モミを乾燥し、籾摺りのために2階のモミマスに上げているとき、モミがパラパラ降ってくる!
天の恵みか!
否。
途中のパイプに穴が開いている。テープで補修し部品注文。

乾燥機あるあるなのです。
モミが当たりほんの少しずつ削れて、金属に穴が開いてしまう。
地道な努力(違う)。
途中、新規移住者Nさんのサポート。
人力米と称して田んぼをクワで耕し始め、手植え、草取りしまくり、見事収穫までたどり着きました。
手刈りで天日干し。
でも、脱穀と籾摺りは難関。今年は妥協して、うちのコンバインと籾摺り機使用。
この冬違う手立てがないか検討するとのこと。
初めて玄米になった時はとっても嬉しそうでした。
それはそうだよね。うんうん、わかる!

そうそう、今年のお米、とてもきれいです。

カメムシ被害による斑点米も幾らもなくて、色彩選別機に掛けなくていいくらい。
まだ、一部の田んぼの精米をしただけですが。
そして美味しい。
精米所の談笑一コマ。
精米所のおばちゃ(左)は仲良し。とても気持ちの良い方。
そして、今日はたまたま元森林組合の先輩(右)。
現在83歳でバリバリ現役百姓。若さに驚き。
そして「せがれかい?」と間違われた連れ(真ん中)。

笑うしかない。娘じゃないところが。笑。本人も。
僕と似ていたからつい間違えたと謝っていたが、楽しいだけだから大丈夫。
昔から似ていると言われている。
もちろん、たまたま。笑。
これから籾摺りと米移動。コンバイン整備と小屋片付け。籾殻の処理等々。
まだしばらくは山仕事お休みです。
2022-10-05 02:53:50
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