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あれ?6月のブログはどこだ?
…書いてないから、ない。
おかしいな。
…おかしくない、夜、力尽きて書いていなかっただけ。
田植えが終わる前からの水不足。
毎日、あっち行ったりこっち行ったりの水管理の日々が、中干にてようやく終わる。一時的にでも。
ある程度株分かれが進むと中干に入ります。田んぼの水を落とします。
毎年書いている気もしますが、秋のぬかるみを防ぐのと、根の張りを強くして倒れにくくします。
さらに溝を掘ってよりしっかりと乾かします。
それと溝は後に水を田んぼにまわすのに役立ちます。
溝がないと、一部だけに水が溜まってしまうことになりかねません。
手押し式の溝切り機と比べると、本当に楽になりました。
とは言え、振動がすごくて手がしびれるのと、お尻!
この時ばかりはお尻の肉が欲しくなります。
溝と溝の交点をしっかり繋げるのが大切。
これが結構手間取ります。
そして待っていました(?)土側溝泥上げ。
排水するために必要な作業。
これまた毎年書いているかもしれませんが、米作りで一番しんどい作業です。
毎年必要。
例えば下の写真、白丸で田んぼの水を抜いて溝を通って赤丸の排水口へ流す。
他にも水を出す場所はありますが、この角の水が抜けなくてヌカるのです。
上のスコップを持っている田んぼも同じ。
山側から差し込んでくる水が田んぼに来にくいようにという意味もあります。
で、それがたくさんあるわけですね、山の田んぼは。
若い人にバトンタッチした田んぼがあるので少し減りましたが、それでも全部で800mくらいあるでしょうか。
毎年完全には上げきれません。
何とか流れるようにして妥協することも良くあります。
泥上げと重なるようになる大事な作業が追肥。
出穂40日前のケイ酸分とミネラル追肥。30kg/反。
機械含めて30㎏超えるので、歳と伴にきつさが増す仕事です。
現在、この追肥をしなくていい肥料も試しているところです。
そうでなければ1t を背負って撒くことになるので。
美味しく収量を取るための仕事なので、そこは忘れぬように見極めていきたい。
そして田植え後から稲刈り前まで続く草刈り。
田んぼの面積の3倍くらい刈ることになるのが山田んぼ。
山際の木も伐ります。
この間伐ったのになぁ、と毎回思いつつ3~4年に一度くらいでしょうか。
木々の生命力が見事過ぎて、伐るより片付けの方が大変。
こういう場所も1㎞以上はあります。
いやはや、こうして書くと、本当に山の特殊性が出ますね~。
で、現状は一応、溝切りと追肥は終えて、草刈りと泥上げを続行中です。
泥上げを乗りきると少し楽になります。
雪融けからの田打ち代かき田植え、
稲刈りから出荷、
それぞれお米作りの代表的なシーンですが、
今回書いたような水管理にまつわる作業、
これが自分には米作りの山場のように感じています。
山仕事も6月から再開しています。
そちらでも毎日刈払機ブンブンしています。
人手が足りなくて辞められません。
去年入った新人さん4人。残り1人。今のところ。
2024-07-03 20:31:39
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春じゃないかと思った2月。
真冬に戻ったかのような3月。
3月に最高積雪になるのはおそらく前例無し。
とは言っても1.8mにしか過ぎないんですけど。
3月の除雪ドーザー出動12回。
排雪作業もあって、いつの間にか過ぎていた3月(ブログサボった言い訳)。
そんなとある日曜日、神奈川県の厚木市に出店してきました。
(それと実家の雑務。)
3月半ばなのに大雪が降ってしまい、関越高速でふたつの事故渋滞。
魚沼から綾瀬市の実家、6時間半もかかってしまった。
味噌は12個午前中で完売。
米も60㎏完売、というか足りなくて後日送ることに。
この手のお米の出店て、たいして売れないのが常。
特に新潟ではほとんど売れなくて、その手間と時間が惜しい。
コロナ前にも厚木で何度か出店していて結構売れていたのですが、
場所が変わって小規模になったので、少なめに持って行ってしまったんですよね。
事前予約もなかったし。
けれども主催の中心人物が同じで、お客さんの意識も高い。
これからも毎月売ってもらえるそうでありがたい限りです。
しかも自分が行かなくても。
主催者は人望ありきうちのお米のお客さん。
口コミはやはり、強い!
娘家族や友人も訪ねて来てくれて楽しい1日となりました。
3/26 最初の農作業はこれから。
苗床の雪どかし。
バックホウを借りてきて。
いつもは6~8時間かかるのに3時間!雪が少なくて柔らかい。
今年も敷いてあるハウスの骨パイプを引っかけてしまった。しかも3本(涙)。
真ん中右に三角にひしゃげた物が見えます。
パイプを全部移動しておけばいいのだけれど、以前はそうしていたのだけれど、
時間と労働の省力化(←めんどうなだけ)。
とにかく運びにくい代物なのです、このパイプ。
2週間後はこんな感じ。
もう少しで組立ができそう。
育苗用の土も届いたので、いよいよ育苗の準備です。
3月末にもう一度、神奈川に行きました。
母一人暮らしの実家の手すり付けとシニアカーのバッテリー交換。その他。
下地がよく分からなくて手間がかかりました。
雪国じゃないせいか、下地の骨木も少ないのかな?
材料費が高騰していて2万円もかかったから、大工さんに頼んだら相当な金額だっただったろうな。
大きなスーパーに母の買い物に付き合って衝撃。
え?10kg 3,452円?
5㎏でなく?
それは農家には経費にしかならないはず。労働考えれば間違いなく赤字。
ということは、古米や他の安い米が入っているとしか思えない。
同じコシヒカリでもうちのと味は違うはず。
安い米と言ったって作る経費はあるわけで、
それは品種とか関係ないわけで…。
あんまりな価格に哀しみを覚えました。
他の品種はもっと安い。
これでは米作り続けられないです。
ちなみにうちの米、10㎏で送料込みで7000円として(地域やポイントの使い方にもよるので)、
ご飯1合で約100円です。
高いですか?
実は魚沼の他の米農家から
「安くし過ぎて魚沼産コシヒカリの価値を下げている」
とか
「これから農業を志す人たちがやっていけるような値段を付けなきゃいけない」
などと言われております。
消費税8%以前から同じ価格です。
でも経費はかさみピンチであることが確定申告で明らかになりました。
(そこら辺はお米のおまけ「文茶助4月号」で書いています。)
10kg 3,000円以下のお米もたくさんありますよね。
それが生産者から見ると安過ぎであることを多くの人に知ってもらいたいです。
市場にこの価格で出回るのであれば、欧米のように国がきちんと農家を補助をすべきです。
イギリスは9割補助で、ほぼ公務員。
それくらい食料を大切にしています。
10年くらい前でしょうか、昔営業で綾瀬市を回った時も同様なショックを受けました。
その時、1件だけ真っ当な値段で仕入れをして売ってくれているお米屋さんに出逢いました。
矢部酒米店さん。それ以来ずっとうちのお米と味噌を売ってくれています。
素敵なご夫妻です。
話が逸れました。
少なくともこの1年は同じ価格で頑張ります。
御愛好のほどよろしくお願いいたします。
米作り、スタートします。
2024-04-04 19:08:13
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穏やかな日。
くつろぐ市井とことこ。
赤丸は尻尾。
180度ねじれ、手をあげたまま。
でもこれがこの子のリラックス体勢。
2/14.15は雪むろ雪入れ。
右側の建物の中にお米を入れる部屋があり、その周りに雪を詰め込みます。
大型重機3台使って2日かかるのだから相当な雪の量。
冷房無しで1年間雪が残ります。
お米の劣化は最小限。むしろ熟成されて美味しくなるという人もいるくらい。
我が茶でも
たまにある会話。
夫「これ、やけに美味しい。新米?」
妻「古米」
まだ古米を食べている我が家ですが、ピカピカで美味しくてなんの問題もありません。
最近の犬の散歩はもっぱら雪山。
田んぼと山を1時間くらい好きに走り回る。
兎などの足跡を追い、ウンチを食べ…
君はきっとこの日常の贅沢に気が付いていないね。
でもまぁ、楽しそうだからいいか。
連れはこの冬、服作りにハマってる。
毎冬、いやいつも何か作ってる、か描いてる。
「作る」人っていますよね。
作れない環境にはきっと耐えられないんだとうなぁ。
自分は必要に迫られないと作らない。
インドア派だし。
先月観た映画「月」。
早くも今年のマイベストになりそう。
去年観た「ゴジラ-1.0」も迫力あって良かった。
「夢見る小学校」も素晴らしかった。
小説、垣谷美羽さんの「懲役病棟」「希望病棟」おもしろい。
垣谷さんのはどれも大好きです。
青山美智子さん、一穂ミチさん、瀬尾まいこさん、凪良ゆうさん、古市一絵さん、松村涼哉さん、砥上裕将さん、森沢明夫さん、椹野道流さん、原田マハさん…、キリがないですね。
そんなに小説を読めるのか、って?
全然読めません。
読んでもらってます、Audibleで。
去年の春から175冊!
日本の声優の層の厚さとレベルの高さには驚嘆する。
2024-02-27 08:45:17
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