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明らかに今更ですが
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
お米、予約以外完売になっちゃってますけど。
新米は9月下旬からの販売になります。
まだ種すらさわっていないですけど。
今のところ多い時で積雪2.6m。


これから家の横に廻って飛ばします。
地面からの雪が屋根に着かないように。
米倉庫兼車庫が傾かないように。
今の明かりが取れるように。
大寒に入ったというのに雪が落ち着いています。
少し暖かくなると雪崩が出てきます。

除雪ドーザーですぐに処理。

除雪仕事がない時は犬の朝散歩。

朝焼けきれい。

広い庭(のようなもの)。
おもちゃは穴の開いた靴下。
1時間以上遊びます。贅沢。
Q. 雪国農家、冬何してる?
田畑は雪の下ですので外作業はできません。ハウス栽培も豪雪すぎて無理があります。雪ゆえの仕事、除雪やスキー場などに勤める人が多いです。自分も除雪ドーザーの運転手をして19年目。雪下ろしや排雪作業などもします。
農業に関しては事務的な仕事をしています。
A,1 生産量からの田んぼごとのデータ化
コンバインの籾タンクから計算して田んぼごとに収量を出しています。そこから次年度の肥料の量を調整します。田んぼごとに栄養不良にならぬよう、転ばぬよう。とは言え、去年の蒸し暑さは全てのデータを無にし見事に稲を転ばしてくれましたけど。来年度の肥料は既に注文しました。やや控えめに。
量だけでなく、ヌカる所のチェックや病気や虫の出具合、畦の直すべき所などのメモをまとめ、来年の作業の参考にします。
毎年思い描くイメージはあくまでも健康な転ばぬ稲、美味しいお米豊作!
A.2 賃貸契約
田んぼは全て借りています。大家さんは11人。契約更新などを随時行います。今度から直接現物年貢のやりとりはダメで、農林公社にお金を入れてそこから貸主に振り込みするというお触れが出ました。迷惑極まりない話!
ただし6月までに再契約をすればその相対契約は維持されるとのこと。
仕方ないので全員と賃貸の再契約をしました。思いきり長期間にして。全くの無駄仕事。面倒な事務手続きをやれない人は国の言いなりになるしかない。
「農林公社は天下り先でそこでの役割を無理やり作ろうとしてるのでは?」と勘ぐってしまいます。
A.3 田んぼの役員仕事
山の中では中山間地と指定された区域があり、そこに助成金が出ます。そのためには地域の組織を作らねばならず、その代表を10年しています。毎年の耕作者変更の手続き、提出書類の作成等それなりに厄介で、冬にまとめて行うことが多いです。
国の方針がコロコロと変わり振り回されます。今回は「他地域とのネットワークをしなければ10割の補助金は出さないよ」とか言ってきました。連携しても人が居なきゃ話にならないのに。先ずは農家を増やすための行動をすべきなのに。
農家はもはや票田にならないから本気で育てるつもりはないのかもしれません。
国民が米不足で困っていても備蓄米は出さない、一方で輸出しているような国ですし。
なんて書いてたら、ようやく備蓄米出しましたね。去年のうちに出せばよいのに。そしたらここまでの高騰もなかったろうに。
A.4 確定申告
去年から経費の高さにおののいています。
そして…、今年は米不足のあおりで異常なほどの注文の前倒し。
3日間で100件を超えた郵便局のカタログからは撤退。
ホームページからも新規のお客様がいつになくたくさん。
そんな状態で、売り上げが極端に2024年に偏り、収入が1000万円を超えてしまうかもしれないという思わぬ事態が発生しました。
なぜ経費を引いた額への消費税課税ではないんだ!?
少しずつ売って大きな儲けでもなく、何とか頑張っているというのに消費税まで取られるのか!?
行ったり来たりするだけでプラマイゼロの送料まで計上させるから!
と憤りで心が満杯。
結論としては助成金関係は消費税のための計算からは除外されるということが分かり難を逃れました。
去年はいつもはない肥料高騰への補助や高温障害への補助金が出て、中山間地の交付金と併せると思わぬ額となっていたのでした。
昨年の春に宣言しましたこの4月からの値上げ。
それも考えなきゃならないかと焦りました。
すっかり脱線しました。
要するに、農業に関しては冬は事務仕事と出荷をしています、という話なのでした。
そう書けば1行なのでした。
雪次第で少しは時間ができるので、ソーセージ作り。

ひき肉買って来るよりブロックからひき肉にしてすぐ作った方が美味しいに違いない!

美味しそうでしょ。
でも、ダメでした。
出口が小さくてスジとかですぐ目詰まりしてしまふ。
そうすると、ミンサーの中で練り上げられてしまう。
粗びき感が無くなるだけでなく、練り上げる時の熱が悪さをするらしくボソボソした感じが出てしまうのでありました。
まぁ、買ってきたのよりは良いんだけど、やはりイマイチの1.5㎏分のソーセージ。
せっかく寒い場所でやったんだけどなぁ。
一番最初が一番美味しかったのはビギナーズラック?
その後4回納得いかず。
でも次は勝算あり!
おまけ
2025-01-28 11:35:21
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12/7から本格的に降り始めた雪は約2週間断続的に降り続き、積雪は1mとなりました。
それでもドカ雪はないので、除雪車も楽です。

ほぼ毎日のように出動しています。
今日明日は久々の休み。
溜まった事務仕事をこなさねば。
来年の肥料設計や中山間地の田んぼの役員の仕事など。
新しいカレンダーに定期出荷の予定を書くのはとても大事な仕事です。

除雪車格納庫の雪下ろしも2回目です。
県内ではほかにまだそういう所はなさそう。
県外でもないか…。

こんもりした雪の下にはこの秋集めた来年の薪。
去年集めた原木をはこの冬用に処理したかったけれど少し残ってしまいました。
しっかりシート掛けたから春にこなそう(←あやしい)。
明日の晩からから大雪みたいなので、午前中は集落のばーちゃんから頼まれた杉の枝打ちでもしてこよう。
今年の魚沼食味コンテストは金賞でした。
うちで一番美味しいと感じている所の米は機械での数値があまり高くなくて、最終の食味審査までいけませんでした。
去年は二番目に美味しいと感じている辺りのお米で、食味審査までいき優秀金賞(2等賞)でした。
機械の数字に現れない美味しさがあります。自分はそう実感しています。
去年、客観的にも美味しさの評価は得られたわけだし、
何よりお客様からは「美味しい」という声が届いているので満足。
もちろん、これまでの美味しいを超えようと思って毎年作っております。
お米、好調過ぎる売れ行きです。
ありがとうございます。
おまけ

健康第一。
2024-12-20 18:36:41
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あれ?6月のブログはどこだ?
…書いてないから、ない。
おかしいな。
…おかしくない、夜、力尽きて書いていなかっただけ。
田植えが終わる前からの水不足。
毎日、あっち行ったりこっち行ったりの水管理の日々が、中干にてようやく終わる。一時的にでも。
ある程度株分かれが進むと中干に入ります。田んぼの水を落とします。
毎年書いている気もしますが、秋のぬかるみを防ぐのと、根の張りを強くして倒れにくくします。
さらに溝を掘ってよりしっかりと乾かします。
それと溝は後に水を田んぼにまわすのに役立ちます。
溝がないと、一部だけに水が溜まってしまうことになりかねません。

手押し式の溝切り機と比べると、本当に楽になりました。
とは言え、振動がすごくて手がしびれるのと、お尻!
この時ばかりはお尻の肉が欲しくなります。
溝と溝の交点をしっかり繋げるのが大切。
これが結構手間取ります。
そして待っていました(?)土側溝泥上げ。
排水するために必要な作業。
これまた毎年書いているかもしれませんが、米作りで一番しんどい作業です。
毎年必要。

例えば下の写真、白丸で田んぼの水を抜いて溝を通って赤丸の排水口へ流す。

他にも水を出す場所はありますが、この角の水が抜けなくてヌカるのです。
上のスコップを持っている田んぼも同じ。
山側から差し込んでくる水が田んぼに来にくいようにという意味もあります。
で、それがたくさんあるわけですね、山の田んぼは。
若い人にバトンタッチした田んぼがあるので少し減りましたが、それでも全部で800mくらいあるでしょうか。
毎年完全には上げきれません。
何とか流れるようにして妥協することも良くあります。
泥上げと重なるようになる大事な作業が追肥。

出穂40日前のケイ酸分とミネラル追肥。30kg/反。
機械含めて30㎏超えるので、歳と伴にきつさが増す仕事です。
現在、この追肥をしなくていい肥料も試しているところです。
そうでなければ1t を背負って撒くことになるので。
美味しく収量を取るための仕事なので、そこは忘れぬように見極めていきたい。
そして田植え後から稲刈り前まで続く草刈り。

田んぼの面積の3倍くらい刈ることになるのが山田んぼ。
山際の木も伐ります。
この間伐ったのになぁ、と毎回思いつつ3~4年に一度くらいでしょうか。

木々の生命力が見事過ぎて、伐るより片付けの方が大変。
こういう場所も1㎞以上はあります。
いやはや、こうして書くと、本当に山の特殊性が出ますね~。
で、現状は一応、溝切りと追肥は終えて、草刈りと泥上げを続行中です。
泥上げを乗りきると少し楽になります。
雪融けからの田打ち代かき田植え、
稲刈りから出荷、
それぞれお米作りの代表的なシーンですが、
今回書いたような水管理にまつわる作業、
これが自分には米作りの山場のように感じています。
山仕事も6月から再開しています。
そちらでも毎日刈払機ブンブンしています。
人手が足りなくて辞められません。
去年入った新人さん4人。残り1人。今のところ。
2024-07-03 20:31:39
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